エピソード0~きっかけ編①~
せっかくですので、私がこういうブログを書こうと思った経緯も、記したいと思います。
私はもともと、宝石に興味がありませんでした。
祖母が宝石好きで、ルビーやエメラルド、ダイヤモンド、オパールと、たくさん持っていたので、身近ではあったのですが、美しいとか、欲しいとかは、ずいぶん長いこと思ったことがなかったです。(どっちかといえば、高くてムダなもの、と思ってました。ごめんばーちゃん。。)
それが、産後、乳児と共に暇をもて余している頃、ヤフオクで、とても美しい、非加熱サファイアのルースを目にしたんです。
深みのある青、輝き、「ロイヤルブルーと言えるかもしれません」という説明。画像ではありましたが、一目惚れでした。
数ヶ月、悩み、見守りました。
値段設定が相場より高かったこともあり、落札されずにいたんです。
出品者さんは、ジュエリールースを海外で買い付け、販売、加工もされている方のようで、
ヤフオクへはストアとして登録されていて、ご自身のHPもお持ちで、評価もそこそこ良い(97~98%くらい)方でした。
加工もできます、と書かれている出品者さんに、質問し、とてもご丁寧に答えていただき、これはご縁だなと、安心して落札しました。
が、届いたのは、画像とは似ても似つかない、グレーかかったルース。
何ダコレハ?と思い、出品者さんに質問しましたが、「同一のものです」とのお答え以降、連絡は取れなくなってしまいました。
確かに、画像に見られる、形や内部の特徴は、届いたものと同じでしたから、同一のものだとは、私にも分かりました。
でも、全く違うのです。
どうやったら、同じ画像が撮れるのか?と、晴れた日や、LEDライトを当てたり、色々試行錯誤して撮影しましたが、全く無駄でした。
もうお分かりだとは思いますが、画像に加工処理をして、素晴らしく美しく仕上げていたんですね。
それに気付かず落札してしまった。
棚の奥に仕舞い込みました。
数ヶ月、出せませんでした。
見たら、その度ガッカリするから。
そして、考えました。「どうしたら、落札前に見抜けた?」「どこを見ればよかった?」と。
この場合は、2つありました。
●画像の、背景にあたる部分(バック)が、どれも黒地だったこと。
●ロイヤルブルーと言えるかも、と書かれていたけれど、その証明や鑑別書が何もなかったこと。
でした。
少し、続きます。